活動内容
2020.09.09
イタリア・ボローニャ在住日本人家族会「まねきねこ会」
イタリアにコロナ騒ぎが起こり始めた矢先の2月22日(土) 午後3時半から、ボローニャ市サラボルサ児童図書館の「子供の部屋」(サラ・ラガッツィ)で、第78回オープン読み聞かせ会が行われました。流石に参加者は少なかったのですが、子供たちと楽しく本を読んでいくことができました。
1冊目は、1970年初版からロングセラーが続く、「はけたよ はけたよ」(作:かんざわとしこ 絵:にしまきかやこ、偕成社)です。
一人でうまくパンツがはけない、たつくんのつるつるのしっぽのないおしりを見て、動物たちは大笑い。そんなたつくんにお母さんは。。そして、どうやって一人でパンツがはけるようになるのかな。
お次は『ジオジオのかんむり』(作:岸田 衿子 絵:中谷 千代子、福音館書店)
動物たちの中でも一番強いライオンの王様ジオジオも、年を重ねてだんだんと耳が遠くなり、目も見えなくなってきました。温めているひなのたまごが次々と襲われて困っている灰色の鳥に、思いもつかなかった素敵なアイデアを提案します。年老いていくジオジオの優しい心にジーンと、心に残るお話です。
そして、今度は紙芝居。『ごきげんのわるいコックさん』(脚本・絵:まつい のりこ、童心社)
なんだかご機嫌ななめのコックさん。何か美味しいものを作り始めたようなのですが、さて何でしょうか?おいしいにおいもしてきますね。そして、コックさんのご機嫌はなおったのでしょうか。
最後は、『ねずみのすもう』(文:神沢利子 絵:赤羽末吉、偕成社)です。
貧乏な老夫婦のところのやせねずみは、長者どんの太っちょねずみと相撲を取っては負けてばかり。
これはかわいそうだと、じいさんばあさんはおもちをついて、元気をつけてやろうとやせねずみに食べさせます。すると、今まで負けてばかりだったやせねずみが力をつけたのを目の当たりにして、おもちが食べたくなった太っちょねずみは。。
コロナウイルス対策のため、3月の読み聞かせは中止になりました。
次回は来年2020年4月18日(土)を予定しています。
テーマは「たべもの」です。美味しそうで愉快な絵本をたくさん用意してお待ちしております。
皆様ふるってご参加ください。お待ちしております。
読み聞かせ担当
烏丸由美(美術家)
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