酒造りの基礎となる米。数馬酒造では原料の良し悪しを見極めるため、自社での精米にこだわっています。玄米から仕入れるため米の再選別ができ、その年の米の状態によって1%単位で磨きが調整できるのが最大の利点。また、食品の安全性を確保するために、栽培や飼育から加工、製造、流通などの過程を明確にする、いわゆるトレーサビリティーが可能となり、安心して飲める日本酒を提供できるようになりました。
現在、県内で登録されている酒米「石川門」「山田錦」「五百万石」の全品種を、地元能登の契約農家4社と連携して栽培するなど、使用する原料米の90%が能登産となっています。能登の自然と共存共栄できる環境を目指し、農家の協力のもと無農薬無化学肥料での米作りも始めました。その中のひとつである「株式会社ゆめうらら」さんの水田は、2013年に水田環境の格付けでトップランクに位置する「環境特A地区」の認定を受けています。