酒蔵の創業は、江戸安政4年(1857年)。 県内有数の穀倉地帯である海老名耕地(えびなごうち)に蔵を構えた私達の祖先は、地元の農業と共に、潤沢な米と丹沢山系の伏流水という2つの恵みを生かした酒造りを始めました。
海老名耕地は、その歴史をさかのぼれば、2,000年前から始まり、3~4世紀には多くの古墳が造られ、8世紀には相模國の国分寺も建立された古代からの穀倉地帯です。いにしえの人たちによって守られ、手渡されてきた米作り、そして、酒造りの伝統を次の世代へとさらに手渡すことを夢見て、泉橋酒造は、「栽培醸造蔵」としての歩みを進めています。栽培醸造蔵とは、日本酒は醸造物であるだけではなく、農業副産物であると考え、米作りから酒造りを実践していく酒蔵です。
私達の酒造りにおいて、人様の口に入るものの安全性を守ることを基本と考えています。美味しい、楽しい、そして、安心できるものを食卓にお届けするために、私たちは、これからも地域の農家の方々と共に自然の恵みに感謝しながら醸造を続けていきます。 *「栽培醸造蔵」は泉橋酒造株式会社の登録商標です。登録商標第5931100号