戦国時代 毛利元就と戦った尼子三兄弟
尼子三兄弟ゆかりの墓
現在の尼子三兄弟の墓は明治42年十月に修復されたものである長年にわたる毛利と尼子の攻防の結果、永禄九年(1566)尼子氏はついに毛利元就に降服して、義久・倫久・秀久の三兄弟は11月28日出雲国富田城をでた。三兄弟は毛利将兵に護られて杵築(大社町)田議(多岐町)河合(大田市)河本(川本町)出羽(瑞穂町)横田(美土里町)を経て12月14日ここ長田に到着した。ただちに円明寺に入り、当時の内藤元泰によって厳重に監視された。三兄弟らは毛利氏から懇切に待遇され、長田の地で二十三年間を過ごした。なお、三兄弟幽閉の円明寺の屋敷は墓地のすぐ下に残っている。(安芸高田市教育委員会)