活動内容
2017.05.02
イタリア・ボローニャ在住日本人家族会「まねきねこ会

やわらかな春風に心華やぐ季節になった4月19日水曜日に、第65回オープン読み聞かせ会が行われました。 会場のボローニャ市サラボルサ児童図書館へ元気いっぱいの子供たちが集まってくれました。 会では、『ブービーとすべりだい』作: 高畠 じゅん子 絵:高畠 純 講談社(サラボルサ蔵書)、 紙芝居『めだかのめめちゃん』作:高家 博成 絵:仲川 道子 童心社 (まねきねこ文庫)などを読みました。
『ブービーとすべりだい』は、できない事を励まされたり、応援してもらったりして、 ますますできなくなってしまったというお話。もしかしたら、こんな経験はだれにでもあるかもしれません。 すべりだいを滑ることのできないブタのブービーをいろんな動物たちが得意げに応援しますが、 それをみてますます怖くて落ち込むブービー。その対比が、ブービーに共感しつつも、 動物たちと一緒に応援したくなる子供たちの気持ちと重なり、大きな笑いを誘いました。
こんな小さなお魚しってるかな?との問いかけからはじまった紙芝居『めだかのめめちゃん』。 あまりイタリアではめだかは馴染みがないのかもしれません。でも、 子供たちは、小川をすいすい泳ぐ兄弟たちのお話を聞きながら、水の世界にいる仲間たちを指差し、 「見たことがある虫がいる!」「知っている!」と大きい声でおしえてくれたりして、 和やかなムードで聞いてくれていました。 折り紙ラボはそんな川に住む有名人でもある「かえる」をみんなでおりました。
折り方をみてスイスイ折っていく子もいれば、根気よく考えながら親子で一緒に折っている姿もありました。
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